皆様、こんにちは。こんばんは。
毎年ブログにて2011年の3月11日の事を書き記しておりますが
今年はツイッターを開始してから最初の311の日ですし
モデラーさんとも交流させて頂いておりますので
僕が体験した311の事を記します。
毎年ブログに記すのも自分の記憶を風化させない為にも良いのかもしれません。
2011年3月11日。
この日の午後ですが修理中の自分の車の事で
親戚の自動車修理工場に出かける予定でした。
一通り準備して、トイレに寄ってから出かけよう…と
2階にあるトイレに入りました。
しばらくすると、何だか「うねる」ような感じがしました。
あれ?めまいとか…自分の体調が悪くなったのかな??
と便座に座っている状態だったのですが(綺麗で無い話で恐縮です)
うねりが段々と大きくなってきました
体調不良じゃない…「地震だ!」と慌てたのですが
立ち上がろうとすると…立てません!!
えぇ!?どういう事だ!!
それだけ揺れが大きいのか?と考えたのですが
トイレの密封空間では揺れるモノが無いので地震の揺れの大きさが判りません。
立ち上がるのを諦めて座りながら揺れが収まるのを待ちました。
トイレから出て、すぐに1階に居る祖母の所に向かいました。
祖母も揺れに気付いたのですが
物伝いに裏庭に出たとの事でした。
出かける準備の状態で、とりあえずTVで地震の情報を仕入れる事にしました。
そして…出かける予定は中止にしたのでした。
当時、生中継で各地の固定カメラの映像が流れたのですが…
津波が発生する、陸に上がる様子を見ました。
その時の映像はその後の報道番組で流れる事が無かったので
生放送で見ている限りでは何も分かりませんでしたが
犠牲になられた方が映っていたのでしょう…
そして、僕の地元にも大津波警報が発令されました。
津波の到達想定時間も発表されたので
祖母は家に居てもらったままで裏の堤防まで歩いて行きました。
海岸線にある巨大な(おそらく当時日本一の高さ)
海抜15メートルある堤防の上に立ち海岸線を見つめました。
万が一…巨大な津波が来たら祖母を連れて避難しなくては。
高い建物は近くに無く、山までは遠い海岸線に住んでいるので
一番高くて頑丈なものが自宅から歩いて3分で到着できるこの堤防なのです。
堤防の上には消防車が走り念の為の避難を伝えておりましたが
正直、この堤防の上が一番安全なのは地元の皆さんが知る限りです。
丁度、隣の家のおじさんも堤防の上に居たので
「これからどうなってしまうのだろうか?」という話をしました。
天気は良かったのですが物凄い強風が吹き荒れる堤防の上にしばらくおりましたが
津波到達時間になっても海岸線の波打ち際に変化が無かったので
とりあえず自宅に引き返す事にしました。
結局、僕の地元に到達した津波は1メートルで
時間的に堤防の上から海岸を見ていたのですが…全く分かりませんでした。
その後はずっとTVを見てました。
夜には父親も仕事から帰宅したのですが
富士山方面は停電していたみたいです。
311の地震で大きな被害は無かったのですが
その後の3月15日の地元の大きな地震の揺れが強烈で
家のモノが落ちたり、壊れたりしました。
その地震は22時過ぎで、風呂上りで自室の入り口に立っているときでしたが
大きな縦揺れの後に緊急地震速報が鳴って
「遅いよ~」と心の中で叫びました。それだけ近くの地震だと判りましたが…
311の津波被害は無かったのすが
その4日後に地元で大きな地震を体験すると
日本はどうなってしまうのだろう…?と
物凄く不安になったのも覚えております。
各地で地震が発生しまくるのか…と。
あれから9年。
数年前に祖母も亡くなり
自分と311のその瞬間を過ごした人はいなくなってしまいました。
でも、おそらく東日本に住んでいる方は
311の時の事を心に刻んでいると思います。
普通に生活できるというのはありがたい。
と分かっていながら現在のコロナウイルスの状況を考えると
また妙な事になってしまっているな…と考えてしまいます。
今日、仕事から帰宅すると回覧板が届いておりました。
その中に毎年実施している津波避難訓練が
コロナウイルスの影響で中止になったとお知らせが入ってました。
行政からの通達…という事でしたが
多くの人が集まる、特に高齢者の方も集まる避難訓練すら中止になるとは
やはり妙な事になっておりますねぇ。
でも、僕の地域の方々は毎年(防災の日も)
津波避難訓練に多くの方が参加されておりますので
健康第一、という事で今年の避難訓練はお休みさせて頂きましょう。
防災バッグに入れている非常用のマスクを切り崩して使っている
マスク不測の世の中というのも異常な気がしますし…
長くなりましたが
僕の自宅裏はすぐ海ですが、前記の通り巨大な堤防があり
傾斜のある場所なので自宅の海抜は6メートルあり
南海トラフ地震でも…一応、津波が到達しない高さとなっています。
津波は海側では無く、反対側の河川を逆流してやってくる…という地形です。
万が一の避難場所も歩いて1分くらいなので
想定以上の津波が来たら…どうしようもございませんが
一応、こういう事はシッカリ調べております。
それも全て311があったからこその備えでございます。
今も少し物騒な世の中ではございますが
多少は不便・不自由があっても楽しめる事があって
何とか普通に生活できている事を感謝したいと思います。
何もない、平和な世の中が一番なのですけどねぇ。
この記事へのコメント