ガンダム ガラス描写塗装 筆塗りの過程(オラザクRX-78部門一次通過作品)

皆様、こんにちは。こんばんは。

夕方、車を洗車して一時間後に雨が降りました。
少しだけでしたけど…ハイ。

一昨日発売されたホビージャパンにて
ガンプラの一大プラモコンテスト「オラザク選手権」の結果発表がございまして
わたくしリューノの作った・塗ったガンダムが
ありがたい事にRX-78部門の一次予選通過しておりました。

いや、本当に嬉しいです。
昨年はいわゆる切手サイズだったので
今年もその覚悟はしておりました。

だって、去年のサタンガンダムの方がよっぽど気合を込めて塗っているから…

まぁ、色々とございまして僅かな期間で新たに作り直す事となり
細かい経緯はスッカリ忘れておりますが
おそらく突然「ガラスっぽく塗ろう!」と決意したのでした
g-144-we15.jpg
限られた時間だったので、自己採点60点くらいにはなり
応募して人様にお見せできる最低ラインにはなった…と自らに言い聞かせて応募しましたが
無理矢理にでも作って強引に塗ったかいはございました。

あぁ、よかった…一安心。
ありがたい事にツイッターでも多くのコメントを頂き
多くの方にご覧いただけてありがたい限りでございます。

この作品に関しては全く画像等も紹介せずにおりましたので
今日は塗装の様子をお伝えしようと思います。
ちなみに8月末のブログを読み返してみたら
鬼滅の刃シャツの更新ばかりしてました…

そういえば、8月は毎日キャラクターTシャツをブログで紹介していたのだった…
そんな今日はAVAILの新聞広告を見てしまったので
オラザク一次予選突破記念にジョジョの半袖Tシャツを4枚買ってきました!
アホですねぇ。

では、制作・筆塗り過程をお伝えします。
昨日のブログで組んだ状態の画像がございますので
それはソチラでご確認下さい。

まず、作り始めたのが締め切り6日前。
組んだのに一日、その翌日に表面処理を行って
ベースホワイトの缶スプレーを夜、外に出て噴きつけたのも懐かしい思い出です。

そうそう、その時、蜘蛛の巣にひっかかったわ…キット毎(怒)

で、一日乾燥を待ってから筆塗り開始したので
実質残っていたのが4日間だけでした。

とりあえず、まずは薄いグレーを入れる事にしました。
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な…なにも見栄えしない…!!!
ちなみに、手描きで紙に影も入れたのですが…イマイチ気に入らず没にしました。

ガラスっぽく塗る為に、ガラスのコップのフチや底を眺めたり
家にある水晶を観察したりしましたが
結局、そこまで参考にはならず自分なりに塗り進めるしか無かったのです。

とりあえず、表面的なグレーを入れたのですが
この時点で自己採点3点。
とても応募できるレベルでも無く、遠すぎる完成形に愕然とするのでした。

あ、そうでした。
今回は右肩から塗り始めました。何となく。
それでも…右肩だけで5回くらい塗り直し・手直ししたなぁ…
g-144-w-toso-a02.jpg
ちょっと一気に塗り進んでおりますが(塗り始め2日目くらいかな?)
ガンダムは表面外装がガラス、というイメージで
後はプラモ形状通りの中は空洞…透明なだけという感じで塗り進めました。

つまり、説明するのもよく分かりませんが
厚みのある分だけガラスの厚みを表現するグレーを入れたりして
色味の濃い部分は黒を入れる…という
あくまで想像だけでガラスっぽい色を塗っていったのでした。

この段階では上半身だけでも完成度20%くらいですかねぇ…
g-144-w-toso-a03.jpg
何色かのグレーをガンダム全体に入れた状態です。
また一気に作業が進んでおります(塗っている事に集中して撮影してないです)

そういえばまだお伝えしてませんでしたが
ガンダムは置いた状態で左足下側方向から見る、という視点で描きました。
一つの方向からでなければ…到底無理な表現です。

なので、影の色もその方向から立体的になっている…ような感じで
グレーを入れて、パーツが重なっている部分も表現して…
もう文章でお伝えするのも本当によくわかりませんが
透けている感じにはなってきて
多少の手応えをようやく感じる事が出来るレベルにはなりました。
g-144-w-toso-a04.jpg
ガラスのフチといいますか、妙に厚みのある部分は
黒っぽく見える…ので、その部分を想像して黒を入れました。

ちょっと質感も上がって、自分でも「おぉ~それっぽくなった」と実感しました。

でも、やっぱり見本になるモノが何も無いので
自分のさじ加減で塗るしかないのですねぇ。
まぁ、それくらい適当な方が性分に合ってますけど。
g-144-w-toso-a05.jpg
更に色合いを重ねていった状態です。
この辺りになってくると完成が見えてきましたが
あまりに強烈な色合いにすると嘘っぽいですし
(作品全体がウソなのですけど…)

細かい修正を入れたり、ハイライトの白を入れたりしている段階だと思います。
詳細、もう忘れた…
g-144-w-toso-a06.jpg
これは一つ前の画像の
撮影時フラッシュあり・なしで試した画像だと思います。

応募写真もフラッシュ撮影を行うべきか?
どういう光の当て方がいいのか??なんて考えているんですよ。一応。
g-144-we02.jpg
で、この先の塗装中画像が無かったので
これで完成形の写真になります。

最後に淡いかなり白っぽい青の色を入れました。
ガラスってそういう色が入っているように見えたので…
でも、結局モノクロだけの方が良かったのかなぁ?とか
時間があれば、もっと丁寧に行いたかったな…とか

後悔もございますが、とりあえずは自己採点で60点をギリギリあげよう。
という事にして強引ですがガラス風ガンダムの完成でございます。
g-144-we03.jpg
頭部と上半身に関してはディテールが細かいので
ガラスをイメージして塗るにも限界がある!と諦めて
パーツが重なっている部分は色濃くしたり
黒やハイライトの白を入れたりして…立体的なガラス構造…
っぽいイメージに塗りました。

あ、モノアイ部分だけは問答無用で白にしました(笑)
上半身に関してはあまり巧く塗れている部分は…無いかな。
唯一、ビームサーベルが綺麗に見える。と自分で思える部分ですね。
g-144-we04.jpg
上半身から塗り進めたので
下半身側は後回しにしていたのですが
そのおかげなのか?透明な塗り方に慣れ始めたのか?
単に足の方が構造がシンプルだからなのか??

脚部の方が塗っていて楽しかったですね。
作っていて、そして今になって思う事ですが
この初代ガンダムの足って曲線的で
ガラスっぽい表現に合っているのかな~なんて今更気付きました。

個人的には足裏部分が一番のお気に入りです。
おそらくですが、角度的な問題で一番塗るのが楽だった…から。かも。

シンプルに足底の見える部分だけを立体に塗ればいいので
(立体に塗るってなんだよ…)
一番ガラスっぽい雰囲気に仕上げられた場所でした。

という訳で筆塗りの段階を…割と大まかではございますがお伝えさせて頂きました。

見直すと荒いなぁ~という部分も多いのですが
それなりに考えて立体的、光や影の具合を塗っているよな~と
自分でも感心したり反省したりする部分もございます。

でも、初代ガンダムのシルエットを生かして
大きな変更を行わずに何かを表現する方法として
クリスタルガラスの表現の発想が出たのは助かりましたし
独創的な作品にはなった、かと思います。

またこの表現を行うか?分かりませんが
とりあえず、油絵厚塗り技法と、ガラス表現技法の筆塗りに関しては
リューノ塗りの一つの枠組みとしてガンプラ特許庁に申請しておきます(笑)

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