皆様、こんにちは。こんばんは。
車での移動中ではございますが
車窓から見える桜が満開の場所が多くなってきました。
大人になって、色々なモノを見てきて今になってようやく
桜の美しさは他の自然の風景とは一味違うなぁ…と実感するのでした。
若い頃はそこまで注視してなかったですねぇ。
今だけの光景を僅かでも楽しめるだけでも充分です。
さて、先月締切があったのですが
コトブキヤの「MARUTTOYSプラモデルコンテスト2022」に作品を応募して
「塗装優秀賞」を頂きました。
作品を紹介した記憶が全く無いのですが
写真はコチラになります。
タイトルは「FUYU WO NOSERU」です。
使ったキットが「NOSERU」という可愛いプラモで
その本体に凍ったような表現を筆塗りして
本体の反対側は吹雪を受けたような、そして台座に雪エフェクトを盛りました。
台座の一部を氷塊の上に居る…ような見た目にしたくて
氷部分も筆塗りしました。
まぁ、作品の詳細については後日にお伝えするとして
今回は受賞の事についてブログを記します。
丁度1年前にですが、同じMARUTTOYSで発売された「TAMOTU」がありまして
その塗装コンテストが昨年実施されました。
その時に作り、塗った作品は「企画担当者賞」を受賞して
昨年4月に秋葉原のコトブキヤの店舗に持って行って受賞作として展示して貰えました。
なので、今年も展示して貰えるような作品を作ろう!
そして東京・秋葉原に持ち込もう!!
という決意を秘めておりました。
しかし、コトブキヤ秋葉原店で展示されるのは上位受賞の6作品のみ。
今回は塗装優秀賞という事で…一応、規約に記載されている部分ですが
店舗展示される受賞ではございませんでした…
無念。
受賞したら東京に持ち込み出かけるという大義名分が出来るのになぁ~
なんて邪な考えが悪かったのかもしれません。そんな事は無いか…
でも、昨年の作品は一方向から見るのが限定な塗り方をしてしまったので
今回は360度、何処から見ても見ごたえのある作品にしよう!とは考えてました。
しかし、予定は大きく変更しました。
NOSERUのキットは発売直後にありがたくも入手させて頂き
昨年…かな?発売は。その頃から組み立て自体は始めていたのでした。
ですが、他のコンテスト用作品を作ったりしていたのが原因なのか?
組み上げた状態で永らく眠ったままになり
2月になってようやく作業に取り掛かれるようになりました。2月28日締切なのに…
で、当初考えていた案は本体の改造は無くても
周りの配置する小物をゼロから作り出す必要があり
テストにパテ造形してみたのですが…時間がかかりすぎると判断して
急遽、作るモノを変更する事にしました!!!
おそらく…締切2週間くらい前ですね…
造形に時間がかかるのであれば、塗装表現を主にするしかない!!!
と考えた結果、他の作品のコメントに頂いていた
自分の塗装表現が「氷みたい」というお言葉を参考に
氷っぽい作品を塗ってみようかな…と考えたのでした。
本来ならテスト塗りする必要があるのですけど…氷表現の
その時間も無くて止むを得ず、一発で塗り進める事にしました。
塗り始めた最初の方が氷の奥行がある…感じだったのですけど
とりあえず、NOSERUのボディ表面を雪や氷の質感を出す事に励んで
逆に、反対側はNOSERUが猛吹雪の中を進んでいる…というストーリーを付け加えて
雪エフェクトを盛る事で…反対側を塗らなくて済む!という悪魔的発想に行きつきました。
…手抜きです。時間無かったので。
雪ダルマっぽいくていいかな、と。
結果的に筆塗り始めたのが2月20日くらいで1週間くらいで完成させました。
キットの組立て・サフはそれまでには終えていましたけど
筆塗りより、台座の雪の接着固定を待つにも時間がかかったので
その間に本体を塗り進める、という感じでした。
で、問題なのはコレだけではなく
実は2月28日締切コンテストの作品がもう1個ありまして
そちらの事も考えると…結果的に両方共工作を失くして
筆塗りメインの作品に変更する事にしたのでした…
無茶しすぎです。決して真似しないでください。
筆塗りに関しては、永い間続けてきた結果
自分の中の感覚で「どの程度で間に合うかな?」という憶測が出来るのですが
工作に関しては…精度を出すにも仕上げに時間もかかるので
「あれ?間に合わないんじゃない??」と
自分でも何となく想像出来たのでした。
当初の構想と全く違うモノを作る事になったのですが
幸いにも素材調達も出来て、それっぽく仕上げる事は出来たので
それだけでも満足しなくてはなりませんねぇ。
結果、昨年のコンテストタイトルと同じ塗装表現の賞を頂きましたから…
ですが、昨年秋葉原の店舗に行ったからこそ実感したのが
今年はコンテストの規約が広がり、自由度も増したので
今回こそは作品を何処から見て貰っても楽しめる、見応えのあるものにしたい!
という気持ちから台座も用意して世界観を演出したのですが…
結果、上位6作品に入らなかったので店舗で展示して貰える事は無いのでした…
やっぱり無念。
で、他の受賞作品を見て思った事ですが(あくまで個人的感想)
今回からは改造・パーツ追加もOKだったので
多くの作品が造形にこだわったものが多く
上位入賞・入賞作の多くが元キットに造形が増えているスタイルでした。
自分の作品も雪は盛っていますが
それ以外は無改造なので…改造無しの作品は極めて少なかったですね。
そう考えると、コンテストの趣旨・選考基準が
キットのディテール、見た目、スタイルが重視されている気がするので
自分の作品が演出したかったモノとは違ったなぁ…と思うのでした。
う~ん
TAMOTUにNOSERUも小さいプラモデルなので
全体的な見た目の演出も大切だと思ったのですが
今回のコンテスト作品で、大掛かりな台座を用意していたのは僕だけだったかな?
数はかなり少なかったです。
むしろ「あれ?台座作ったら規約違反なのかな?」と心配になりましたから。
サイズ記載があったので、それに収まるのであれば台座はOKと解釈したのですけど…ねぇ。
とりあえず、他の方の作品・作風とか被らず
雪の中を進む冬のNOSERUを作り出したのは間違いではなかったかな?とは思いますが。
これ以上の事はあまり詳細を記せないのですが
(文句、クレームでは無くて作風視点)
僕の作品はですね…チョット他の方と違う考えの元で作っているんだな~と
受賞結果を知ってから考えてしまいましたね。
自分の最大の目標である所に辿り着くための
そのための作品の一つが「FUYU WO NOSERU」だったと思えます。
何を言っているのか?判らないでしょうが
展示される事が全てで、そこで見栄えする作品を作りたい。
という信念を貫けただけで自分を褒めてあげようと思います。
長くなりましたが、最低限・ギリギリな受賞の気がしますので
これに満足せず、もっと精進しなくてはならないと実感したのでした。
作品の詳細、製作過程なんかは後日お伝えします。
まぁ、結果的に2年連続で入賞出来たので良しと致します。はい。
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